サバイバルキットー家庭での備え(3)ー
非常時に調達が困難なものの一つに食料があります。
起きてから食料を準備するのではなく、日頃から万が一に備えておくことが必要です。また、日頃から家庭菜園ベランダ菜園といった方法で、作る楽しみを得ながら食糧確保をされるのも良いでしょう。
【家庭内での備え/食料】
非常時には飲み水さえあれば食料はなくとも1週間以上生き延びられる。もちろん、これは間違いではありません。しかし、食料もなく何日も過ごすことは、体力の消耗だけでなく、精神的な健康を維持する上でも大変な事です。
記憶に新しい阪神淡路大震災などでは避難所で配られたお握りや炊き出しなども暫くの間、全員分行き渡らないなどの事態が起きました。この様な非常時に備えて、家庭でも日頃から食料保存をしておくことが大切です。
【家庭内での備え/食料保存】
非常用の食料として準備しておく物には、乾パン、クラッカー、アルファ化米、インスタントやレトルト食品、缶詰、切り餅、梅干しなど日持ちがする栄養価の高い物が良いでしょう。
また、チョコレートやクッキー、キャラメルなどの嗜好品は疲れを取り除く、空腹感を和らげるもの、またアルコールであれば怪我の際の消毒にも使えますので、いずれも適度に準備しておくと良いでしょう。
【家庭内での備え/家庭菜園・ベランダ菜園】
家庭菜園、ベランダ菜園で収穫できる食べ物は豊富で、ほうれん草・レタス・サラダ菜などの葉もの野菜、小カブ・二十日大根・人参などの根野菜、この他、インゲン豆やプチトマト、イチゴなど初心者でも比較的簡単に作れる物がたくさんあります。
非常時には食料物資を運ぶ道が寸断される、食料が届かないといった状況も考えられます。日頃から家庭菜園、ベランダ菜園を通して楽しみながら、イザという時の食料確保に役立てていきましょう。
サバイバルキットー家庭での備え(2)ー
ライフラインが復旧するまでに必要な飲み水や食料。
これらの他にも灯りや暖をとる火も必要となってきます。
懐中電灯、点火器具など非常時用には、どのような物が適しているのでしょうか。
【家庭での備え/灯り】
家の電化製品が使えなくなって必要とされるものに灯りがあります。懐中電灯、ロウソク、ランプなどは災害に限らず停電の起きた場合でも使えるように日頃から準備しておくと便利です。
また、非常時持ち出し用の懐中電灯とは違い家庭設置用には、コンパクトさよりも機能性に重点を置き、ラジオ付、非常サイレン付など情報を得る、居場所を知らせるなどといった機能が付いた物を選ぶと良いでしょう。
【家庭での備え/点火器具】
二次災害で最も恐ろしいのが火災です。この為、火の使用は細心の注意を払って行わなければなりません。火は熱と灯り両方の役割を持ち合わせています。
汚水、海水などを飲み水に変え、体温低下を防ぎ、調理を施します。また、目印となるのろし変わりに火をあげることもできれば、暗闇を照らす電気変わりにもなります。点火器具には防水、防風タイプのマッチ、また、着火回数の多いライターも便利です。
喫煙の有無に関係なく日頃からライターは家庭にも常備しておくのが良いでしょう。
【家庭での備え/揃える際のポイント】
懐中電灯や簡易型消火剤であれば緊急時に取りに行く事が困難な場合を考え、居間や玄関、また、一階と二階というように、それぞれ何ケ所かに買いそろえて準備しておくと良いでしょう。
また、懐中電灯などであれば同じ物を買いそろえる事で、機能がそれぞれ違って操作にまごつくといった事も避けられますし、予備電池などもまとめ買いができて便利です。
サバイバルキットー家庭での備え(1)ー
防災用品、避難用品は多くの場合、持ち出すことを前提に準備されます。
しかし、逃げ遅れ、道路の寸断、家屋の倒壊など、家で被災生活を送る場合もあります。
これらを想定したライフライン復旧までの防災準備も日頃から行っておきましょう。
【サバイバルキットの準備】
防災用品、非常用品を備える時、多くの人は持ち出すことを前提に準備をするでしょう。
勿論、瞬時に持ち出せる準備を日頃から行っておくことは大切ですが、道路の寸断、家屋の倒壊などで家から出られないといった状況も想定しなければなりません。
水道、ガス、電気など都市機能が麻痺している間は家の中であってもライフラインが断たれてしまっていることに変わりありません。ライフラインが復旧するまでの(およそ72時間と言われています)間は、家の中であってもサバイバルキットの備えは必要なのです。
【家庭での備え/飲み水の用意】
避難する際に、一番困難を要するのが飲み水の確保と持ち運びです。
人は一日におよそ30リットルの水が必要と言われています。勿論、避難時に必要なのは水だけではありません。しかし、家庭でライフラインの復旧を待つ事が可能であれば日頃の習慣で大量の飲み水を確保しておくことも可能です。
非常用のペットボトル入り保存水の他に、ポリタンクや、浴槽への貯め置きといった方法もその一つと言えます。
【家庭での備え/飲み水の保存】
ペットボトルの保存水は比較的5年〜7年と保存期間の長い物が多いので年に一度、保存期限を確認する程度で構いません。しかし、ポリタンクや浴槽の水は日持ちがしません。
予めポリタンクの数を揃え、水を入れた日付を紙などに書いてローテーションで使う、浴槽であれば洗濯水に使うなどしてこまめに水に変え無駄なく利用しましょう。
また、給水車での支援が始まった時、ポリタンクが大きいと女性やお年寄りでは持ち運びの困難な場合があります。20リットルタンクを一つよりも10リットルタンクを2つ準備して両手で運ぶなど安定して持てる方法も一度試されておくと良いでしょう。