お洒落・ユニークな防災グッズ
非常用袋や防災用具を準備していても、いざという時に持ち出せない収納をしていないでしょうか。
必要性を認識しながら、普段は使われることが無いために部屋の隅に追いやられている非常用袋。
お洒落かつユニークな防災グッズであればお部屋のインテリアとしても楽しめます。
【緊急時にすぐ持ち出せる工夫】
当然の事ながら防災用品は非常時に使えないと意味がありません。しかし、重要性は認識していながら普段は使わないため家庭や職場でも防災用品の置き場に困っているという声が意外と多いのです。
また、部屋の外観を損ねるといった理由で非常用具を押入などにしまいこみ、非常時に使えなかったというケースもあります。
そのような声から最近はこれまで多かったリュック式防災袋、非常袋のほかに、玄関隅などに置いておけるお洒落なボストンバッグ型防災用具入れなども出ています。
【お洒落な防災グッズ】
緊急時の防災用ベストやスリッパ、安全靴といった履き物もお洒落な物が出ています。ベストは大人用、子供用、女性用で色分けされており、カラフルな色は被災時の落ち込みがちな気分にも元気や癒しを与えてくれる色遣いがされています。
また、安全靴も作業現場用、工場用といったものではなく、玄関に置いても可愛らしい、色、デザイン共にお洒落なスニーカータイプのものがあります。
【ユニーク防災グッズ】
ユニークな防災グッズとしては、暗がりで足元を照らすライト付きのシューズ、救助を求める際のホイッスル付きシューズなどがあります。また懐中電灯なども、停電時などの手動式充電ライトには鳥を象った物、色もカラフルで部屋のインテリアを楽しめる物などがあります。
防災準備は必要だけど、部屋のインテリアも気になる。いざという時に自分の身を守る防災グッズが使えないといったことのない様、それぞれの工夫をして非常時に備えましょう。
避難時の服装
日頃から防災の備えをしていても逃げる際は着の身着のままという人も少なくありません。
そこで非常用袋の他に最近注目されているのが部屋に掛けておける(着る避難袋)です。
釣りやキャンプ用、また災害用として作られたベストは収納ポケットも多く防寒対策にも役立ちます。
【身につける防災用具】
普段から防災用具を準備していても、実際に避難するときは着の身着のままという人も少なくありません。避難袋や防災リュックが押入れや物置の奥などに入り、非常時にすぐに取り出せなくなっている、家屋の崩れで戸が開かないといった場合も考えられます。
そこで最近注目され始めているのが、衣装ケースや子供部屋などにも掛けておける身につける避難用具(釣り用ベスト・防災用に作られたベストなど)なのです。
【防災用衣類・ベスト等の利点】
ベストは非常袋やリュックよりも、ポケットの収納機能が多く、また防寒着や雨よけとしても羽織って逃げることが出来ます。非常袋やリュックに比べ前面、背面、また内側など多くにポケットがついており荷物の重さを分散できます。
さらに、収納も頻繁に使う飲料水や電灯などを前ポケット、財布や保険証、貴重品を内ポケット、就寝時など限られた時しか使わない物は背面ポケットと収納分けもできます。かさばる衣類を着て避難することでリュックの収納スペースも更に増えます。
【目立つ避難時の服装】
災害はいつ起こるかわかりません。明け方、夜中、夕暮れ、いつでも起こりえます。帽子・靴・避難袋やベストなど、非常時の持ち物、着る物には反射剤シールを付けておくと良いでしょう。
これは、被災地域での交通の混乱によって起こり得る交通事故の防止など二次被害を防ぐだけでなく、場合によっては救助の際に上空から見て取れる目印ともなります。
非常用荷物を準備する際には、あらかじめ反射剤シールも付けておきましょう。
避難時の履き物
避難する際に注意しなければならないのが足元です。
がれきや壊れた建物、家財道具で怪我をしたり、火災が発生すると火傷の危険もあります。
玄関から避難できない状況も考え、寝室等にも避難用の履き物を準備しておくと良いでしょう。
【避難時の足元】
日頃から靴の整理整頓を行っておくのは防災の上でも大切なことです。避難する際に、履き慣れた靴があると無いとでは全く違います。また、火災・倒壊現場などでは裸足ですとガラスや破片での怪我、火傷、最悪のケースとして逃げ遅れという危険性も出てきます。
日頃から靴の整理整頓をしておく事はもちろん、玄関から逃げ出せない時の場合も想定し、各自、寝室や部屋に靴や簡易型スリッパ等の履き物を置いておくと良いでしょう。
【就寝部屋に履き物を置く】
中越地震、阪神淡路大震災などの体験から、防災対策の一つに就寝時、スリッパ等の履き物を枕元に置いて寝る方が増えました。これは、避難時に暗くて足元のよく見えない中、思わぬ怪我をした方が多かったためです。
足を保護するという点から見ると室内を歩く分にはスリッパでも大丈夫ですが、倒壊の恐れがある、火災が発生したなど一刻を争い避難場所に逃げる際は足をしっかり守る履き物が必要です。
【避難する基本、足を保護する】
就寝時に置いておく避難用の靴として、防災用スリッパがあります。靴底に金属板を入れるなど材質を脱げにくいものにした物ですが避難時には、ぶつける、物が落ちてくる、破片がささる等、逃げる足が傷つく危険を避けなければなりません。
安全靴、スニーカー、長靴など、自分にあった履き物を準備し、足の保護をしましょう。また、古くなったお気に入りシューズなども捨ててしまわず非常時用として保管しておくと良いでしょう。
救急セットの備え 覚えておきたい応急医療処置 D
地震などの災害では、落ちてきた物やガラスの破片などで手や足、また体を傷つけている場合があります。救急セットには、切り傷、擦り傷、打撲、打ち身、捻挫時の処置が出来るものを入れておくと良いでしょう。また、応急処置の仕方を日頃から身につけておくとイザというときに大変、役に立ちます。
【切り傷、擦り傷の手当て】
@傷口に付いたばい菌を出すため、少し出血をさせてから手当てを行いますA泥や土など傷口をきれいな水で洗い流しますB清潔なガーゼなどを傷口にあて包帯をします(汚れた手や消毒されていないガーゼでの処置はやめましょう)C軟膏など医薬品を使うことも良いのですが、傷の状況によっては処置をせず傷口を清潔に覆っておくだけのほうがいい場合もありますD患部は高い位置に置いておきましょう。
【打撲、打ち身の手当て】
@手足の打撲、打ち身…患部を冷たいタオルで冷やす、また湿布があれば貼ると良いでしょうA頭の打撲、打ち身…水平に寝かせ急激に動かすことを避けます。呼吸が止まっている場合であれば、気道を確保し直ちに人工呼吸を始めましょう。B胸部・腹部の打撲…水芸に寝かせ、飲み物は与えない事です。嘔吐の見られる場合は、体を横に向け窒息しないよう軌道を確保して下さい。
ひどい打撲であれば骨折や内臓を損傷している場合もあるので慎重に経過を見守りましょう。
【捻挫(ねんざ)の手当て】
@頻繁に揉む、さする等の行為はしない事A患部を冷たい水や氷などで冷やし包帯や三角巾で固定し、安静にします(手はであれば吊る、足であれば座布団や枕の上にのせつなどして高くすると楽になります)B子供やお年寄りであれば特に骨折している場合も考えられますので、無理に動かさず慎重に経過を見守りましょう。これら切り傷、打撲、打ち身、捻挫の場合は消毒薬、傷薬、絆創膏、ガーゼ、三角巾、痛み止め、湿布、ゴム手袋など救急セットに備え付けがあれば比較的簡単に応急処置ができます。定期的に在庫管理を行って補充漏れのないようにしましょう。
救急セットの備え 覚えておきたい応急医療処置 C
地震や災害で骨折する場合があります。打撲程度と思われていても、お年寄りなどであれば特に骨折している場合も考えられ、痛みが激しかったり、症状が改善されない場合は、骨折しているとの前提で処置を施しましょう。また、救急セットには簡易型の添え木、副子を準備しておくと便利です。
【骨折の手当て/骨折の症状】
打撲程度と思われても、実際には骨折している場合があります。骨折の判断をする際は、腫れがひどく変形が見られる・動かしたり、触れると激痛が走る・寒気や震えなどのショック症状が見られる・傷口や出血がひどい・等といった症状を注意して見ますが、いずれも動かさず患部を固定することが大切です。お年寄りであれば、骨がもろくなり転倒や少しの打撲であっても骨折している場合があるので判断が難しい場合は骨折しているとの前提で応急手当を行いましょう。
【骨折の手当て/単純骨折・複雑骨折】
はじめに骨折部分を安静にし、添え木をあて、動かないように固定します(段ボール・新聞紙・傘などもでの代用も可)。添え木や代用品が無い場合は腕は三角巾で吊る、足であれば健康な足側に固定しておきます。骨折には、皮膚などに傷がない「単純骨折」と、皮膚や筋肉も傷つく「複雑骨折」に分けられます。複雑骨折の場合は、出血していても傷口の洗浄や突き出た骨を無理に戻す行為はいけません。逆に血管や神経まで傷つける危険がありますのでやめましょう。
【骨折時に備えた救急セット】
骨折した場合に必要な副子や添え木は、木や代用の雑誌を準備しておくよりもビニル製折りたたみタイプの物であれば軽くて場所もとらず便利です。また、ビニル製の物は手足の保温効果がある、衣服や履き物を脱がせずに使用可能といった具合に傷口の保護にも適しています。使用方法も空気を入れるだけなので一人でも使用が簡単で、あっという間に患部を固定します。これら固定、圧迫止血などにも使用できる添え木、副子を準備しておくとイザという時に大変役立つことでしょう。
救急セットの備え 覚えておきたい応急医療処置 B
二次災害でもっとも怖いのが火災です。ライフラインが復旧するまでの間、適切な処置が施されなければ生命の危険が生じる場合もあります。
日頃からバケツに水をくむなどの火災予防をするほか、応急処置の仕方を身につけておきましょう。
【火傷(やけど)と水】
やけどの手当てに最も必要になるのは清潔な冷たい水です。しかし、災害時は断水も予想されますし貴重な飲み水も流し続けるとあっという間に無くなってしまいます。多量の水が確保できない場合は、清潔な布を水に浸して患部に当てて冷やす事です。また、皮膚と衣類がくっついているような火傷は無理に剥がしてはいけません。水ぶくれなども自分で潰すなどといった事はせず、いずれも専門医に診てもらうまで無理な処置は避けましょう。
【火傷(やけど)の手当て】
@断水が起きていないようであれば水道水など清潔な水をかけて患部を冷やします。(この場合、患部に直接強い水をかけるのはいけません)A充分に冷やした後、細菌感染を防ぐために、滅菌ガーゼや清潔な布で患部を覆います(脱脂綿など細かい繊維物は使用しないこと)B衣類の上からの(熱湯を浴びるなど)火傷を覆った場合は着たままの状態で衣類の上から水を掛けるか、水に浸して冷やします。(衣服を脱がせるとき患部を悪化させてしまう恐れがある場合ははさみなどで衣類を切り開きます。)
【火傷(やけど)に必要な救急セット】
やけどは処置よりも未然に防ぐことが大切です。家庭でも日頃からバケツなどに水のくみ置きを習慣づけておきましょう。また、やけどは症状にもよりますがいずれも早急に処置をほどこさなければ痕に残る、生命を脅かすといった恐ろしいものです。救急セットには消毒薬、やけど用軟膏、ガーゼ、包帯などを備えておくのが良いでしょう。しかし、やけど後すぐに薬を使用するのは悪化させる場合もあります。 患部を軽く清潔なガーゼなどで覆う程度にし、可能な限り病院で手当てを受けましょう。
救急セットの備え 覚えておきたい応急医療処置 A
地震など災害で怪我をした場合、大きな外傷の一つに骨折があります。避難する際や逃げ遅れ等、その場にある物で手当てを行わなければならない場合もあります。日頃から骨折した場合、また救助する際の処置法を身につけておきましょう。
【骨折の手当て/骨折の症状】
骨折は動かしたり、触れると激痛が走る・腫れがひどく変形が見られる・寒気や震えなどのショック症状が見られる・傷口や出血がひどい…等といった症状に注意して判断をしますが、素人目には判断出来ない場合もあります。特にお年寄りであれば、骨がもろくなり転倒や少しの打撲であっても骨折をしている場合があるので判断が難しいものです。痛みの激しい場合は骨折しているとの前提で処置を行いますが、その際は動かさずに患部を固定することが大切です。
【骨折の手当て/単純骨折・複雑骨折】
骨折の手当ては、骨折部分を安静にし、副子(添え木)をあて、動かないように固定します(段ボール・新聞紙・傘なども代用可)。副子(添え木)や代用品が無い場合は腕であれば三角巾で吊る、足であれば健康な足側に固定しておくといった処置をします。また、骨折は、皮膚などに傷がない「単純骨折」と、皮膚や筋肉も傷つく「複雑骨折」に分けられます。複雑骨折の場合、出血していても傷口の洗浄や突き出た骨を無理に戻す行為はいけません。血管や神経まで傷つける危険があるので充分に注意しましょう。
【骨折時に備えた救急セット】
骨折部分を固定する副子(添え木)などは傘や雑誌で代用できるとはいえ荷物になるため非常持ち出しには向きません。救急セットに入れておく副子(添え木)等は、ビニル製や折りたたみタイプの物を準備しておくと使用時以外は場所もとらず便利です。また、ビニル製の物は手足の保温効果を高める、圧迫止血にも使用できるなど利点が多いほか、空気を入れ膨らませるだけなので一人でも処置が可能です。お年寄りや子供のいる家庭、一人暮らしの方であれば万が一に備え準備されておくとよろしいでしょう。
救急セットの備え 覚えておきたい応急医療処置 @
地震などの災害に見舞われ、怪我を負った場合、出血することがあります。
出血の状況によっては生命の危険も生じ得ません。
日頃から止血法を身につけイザと言うときに役立てましょう。
【出血時の手当て/直接圧迫止法】
直接圧迫止法…止血を行う場合、最も良い方法は傷口に清潔なガーゼや布をあてて圧迫する方法です。圧迫は手でしかり押さえる、包帯を強めに巻くといった方法で行います。
傷口が手足であれば高めに上げて動かさないようにして下さい。出血が多く、ガーゼ等ににじみ出る場合は、その上から別のガーゼ等を重ね、再度圧迫します。また、この時ガーゼは早く剥がさない事です。早く剥がすと固まりかけた血が一緒に剥がれ、再出血してしまいます。少なくとも3分以上は剥がさずにおきましょう。
【出血時の手当て/間接圧迫止法】
直接圧迫止法で止まらない場合は、直接圧迫をしたまま、心臓に近い止血点(血管を押さえ血液の流れを止められるところで、体内に数カ所あります)を指や手で圧迫して止血します。
この方法と直接圧迫止法を併用し行うことで応急処置を行って下さい。また、止血行う際は、血液に直接触れることのないようゴム手袋、ビニル手袋などを着用して行って下さい。
【出血時に役立つ救急セット】
止血法の必要性を頭では理解できても、実際に出血を目の当たりにすると何もできなくなる場合があります。その際には、便利な止血パッドなどの緊急止血用具を救急セットの中に普段から入れておかれると良いでしょう。
止血帯法を要する大量出血でなければ患部を清潔にし貼る・巻くといっただけで子供やお年寄りでも簡単に使える緊急止血用具です。また周りに人がいない場合でも一人で処置ができる物なので各自、非常袋に入れておくのも良いでしょう。
救急セットの備え
薬箱は置いていても中身は何が入っているか把握できていないという方も多い事でしょう。
地震など災害の時は、家庭の中であっても床に散らばった破片や落ちてきた物で怪我をする危険性があります。いざと言うときに処置ができないと言うことの無いよう、日頃から薬や救急セットの点検をしておきましょう。
【救急セットの準備】
家庭用常備薬を置かれているご家庭は多いものの、中にどのような物が入っているか知らないといった声も聞かれます。また、絆創膏やガーゼ・傷薬などは普段から使うことも多く、イザという時に切らしていたという事も少なくありません。
地震などの場合、揺れがおさまると、家の中でも割れた窓ガラスや食器、落ちた電球などで怪我をする事は充分に考えられます。小さな怪我でもそのまま放置しておくと、幼児や高齢者は更に大変な事態に陥る可能性があります。災害用としても日頃から救急セットを準備しておく事はとても大切です。
【外傷用の救急セット】
外傷用の救急セットとしてカットバン、コットンガーゼ、脱脂綿、包帯、綿棒、ハサミ、ピンセット、洗浄綿、ウェットナップ、三角巾、冷保温湿布、また捻挫や骨折などの場合は添え木が備えられていると便利です。
避難時は、家族が多ければ救急箱での持ち運びが必要になる場合もありますが、できる限りコンパクトで軽量に持ち運べる工夫も大切です。
また、はぐれた場合なども想定し、救急セットも各自、ポーチなどに入れて管理しておくと良いでしょう。
【持病薬の管理】
病院や医師による処方薬が出ている場合は内服薬などの持ち出しも忘れてはなりません。
被災地では、重症患者さんが優先して診察される事が多いため診てもらうまで時間のかかる事も予想されます。また、道路の寸断などライフラインが断たれていると、薬の不足も生じかねません。
常に枕元に持病薬を置いておくなど自己管理に努めましょう。また、精神面から来る、頭痛、腹痛などを起こす場合もありますので鎮痛作用のある薬も備えておくと便利です。
防火の備え
二次災害として最も恐れられているのが火災です。
火災を起こさないよう、日頃から家庭、近所住民でできる防火に対する備えにはどのような事があるのでしょうか。
【二次災害を防ぐ】
大震災など二次災害で最も恐れられているのが火事です。災害に見舞われたときガスコンロの火が燃え移る、倒れたストーブがカーテンや障子に燃え移るといった事も予想されます。
炎が小さい場合であれば座布団や毛布、衣類などで叩いて消し止めることも出来ますが、揺れがおさまらないうちに動いては怪我や大火傷を負う危険もあります。
事態が収まるのを待って、慌てずに次の行動にうつりましょう。
【消火器、消火グッズを準備する】
家庭用の消火剤には消火フラワー、消火布、スプレータイプなど、比較的小さな火であれば投げる、振りかけるといった、お年寄りや子供でも簡単に消すことの出来る消火剤があります。
万が一に備え、家庭用消火器とは別に普段から準備されておくと良いでしょう。
また、高齢者や体の不自由な方のいらっしゃる家庭では、防炎カーテンを使用する、防炎スプレーを掛け不燃性にしておくなどの対策をしておくのも良いでしょう。
【近所付き合い】
災害時には早急な人命救助が要求されます。しかし、火災や家屋の倒壊などで逃げ遅れ、生き埋めになっていても、誰が住み、何人家族さえ分からなければ発見も救助も遅れてしまいます。
一刻を争う際、消防、救急、自衛隊の救助を待つだけでなく普段から近所付き合い、町内活動といった人と人との交流があれば、被害は最小限に食い止められます。
近隣住民との交流は災害が起きたときなど非常時にも役立つ大切な絆です。日頃から近所付き合いを大切にしておきましょう。
火をおこす道具
災害時、非常時の火は使い方を一歩間違えると二次災害を引き起こす恐ろしいものです。
しかし、正しく使うことで、命をつなぐ大切なものでもあります。
災害時、非常時にはどのような点火剤を準備しておくと良いのでしょうか。
【火の役割】
火は取り扱いを間違えると二次災害、更なる大惨事をも招く恐ろしいものです。
しかし、それと同時に正しい使用法をもって状況に応じて使えば、命をつなぐ大切なものです。救助を求める際の居場所を知らせる目印、寒さから来る体温低下、凍傷などを防ぎ暖を取る道具、赤ちゃんのミルクを作る、飲み水を作る、調理する、怪我の殺菌をするといった場合にも欠かせないものです。
また、暗闇を照らす火(灯り)は不安な状況に追いやられている心身を共に和らげてくれます。
【火をおこすグッズ】
防災用具の中にマッチ、ライターなどを準備していても、台風、洪水、浸水など天候に左右されて付かない、使えないでは困ります。
防災用の点火道具としては暴風、防水加工のされたマッチや、マッチと発火補助材が組み合わされた防水加工のもの(スティックなど)、ナイフや刃先のとがったもので、削ると火花を放つ物など火をおこすのに難しいとされる雨天など悪条件の中でも使用可能な物を準備しておくと良いでしょう。
この他、ろうそくや、ランタンなど従来からある物も、いざというときに大変役に立ちます。
【火の起こし方を覚える】
最近の防災訓練では火おこし、サバ飯(サバイバル飯たき術)を実際に体験してみる自治体も増えました。マッチやライターなどが無い状況でも火を起こせるか、知識として覚えても実際に体験してみなくては、いざと言うとき、災害に遭ってしまったときに役立てる事が出来ません。
学校や職場での防災訓練、キャンプ、野外活動など、様々な催しやイベントに参加して普段から火おこしの技術を一人一人が身につけておくと良いでしょう。
非常用トイレの準備
非常時、災害時に飲み水、食料と同じくらい大切なのがトイレです。
被災地域では公共トイレ、仮設トイレに長蛇の列が常にできてしまいます。
また、悪臭や虫がわくなど不衛生な環境は病気や伝染病を起こしかねません。
様々な用途に使える簡易型トイレを日頃から準備しておきましょう。
【災害時、緊急時のトイレ】
被災された方々の不便を強いられた生活の中にトイレの問題がありました。
食料や水といった防災用具の備えは出来ていても、トイレの備えまではされていない方々も多く、仮設トイレ、簡易トイレはどこも長蛇の列ができていました。
また、阪神大震災は冬であったため、被害はなかったと言われているものの、夏場の炎天下であったならばトイレの悪臭、排泄物の散乱、虫の大量発生などから体調不良を訴える人や、伝染病を引き起こしかねなかったであろうと言われています。
【非常時用トイレの準備】
非常時用の簡易型トイレは、組み立てが簡単なもの、持ち運びの便利な段ボール素材のもの、水を使わずに繰り返し使えるもの、排泄物を固形に変えるもの、家族用の用量が大きめのものなど用途によって様々あります。
災害に限らず、断水時や車での大渋滞、キャンプなどでも使える便利なものですので日頃から準備しておくと良いでしょう。また、女性であればポンチョや体をすっぽりと覆うことが出来るレインコート、生理用品も一緒に準備しておきましょう。
【排泄物からの伝染病を防ぐ】
腐った飲み水が伝染病を引き起こす原因となりうるように、放置された排泄物が原因で伝染病を引き起こす事も充分、考えられます。
仮設トイレが不足し公共トイレも断水などで排泄物があふれ出すようになると、事態は更に深刻化していきます。
簡易型トイレの無い場合でも、排泄物をゼリー化してしまう専用ビニルなどを備えておけばバケツや段ボールで用をたす事もできますし、衛生的です。
恐ろしい伝染病を発生させない為にも、避難時のトイレ準備は自分たちでもしておきましょう。
乳幼児のいる家庭の防災備え
非常時に小さなお子さんを抱えての避難は困難です。
ミルクや、おむつ、母乳で育てている方であっても万が一に備え哺乳瓶などの準備も必要です。
小さなお子さんのいらっしゃる家庭では、どのような防災準備が必要でしょうか。
【乳幼児のいる家庭の防災用具】
乳幼児を持つ家庭では避難する際に、おむつ、ミルク、哺乳瓶(使い捨てタイプ)、カセットコンロ、また頭や足を保護する帽子や靴などが必要です。
避難の際、意外と忘れられるのがお尻拭きや靴です。おんぶや抱っこで逃げる為に靴を忘れるケースが多く、また、おむつは持ってもお尻拭きを忘れ、かぶれ症状をおこしてしまう赤ちゃんも被災地では見られました。
このため、ガーゼやさらし(さらしはおんぶ紐にも代用出来ます)を多めに備えておくと良いでしょう。
【デリケートな赤ちゃんの体を守る】
赤ちゃんの体はとてもデリケートです。清潔に保たなければ皮膚も炎症を起こしやすく、また、ミルクに使う水でお腹を壊してしまう事もあります。
この為、ミネラルウォーターなどの飲み水とは別に不純物をほとんど含まない蒸留水も準備しておきましょう。市販されている調整粉乳、粉ミルクにはミネラル分が含まれており、ミネラル水でミルクを与えては過度のミネラル摂取が腎臓に負担をかけ、脱水症状を起こす場合もあるので充分に気をつけましょう。
【乳幼児の心のケア】
避難生活は大人も大変ですが小さい子供にとっては更に大変です。
環境が変わる上に余震などの恐怖から夜泣きやおねしょをする子もいます。そんな時に、子供の心を癒してくれるお気に入りの絵本やオモチャ、縫いぐるみがあればストレスもだいぶ軽減されます。
事態が落ち着いてから少し家に戻れる、車で避難できるといった状況であればオモチャや絵本、お絵かき道具をすぐ持ち出せるように準備しておくのも大変良いでしょう。
災害時、非常時の温かい食べ物
災害時、非常時になかなか温かい食べ物を口にすることが出来ません。
また、非常用物資や炊き出しも全員に行き渡らない場合もあります。
味噌汁や、温かいスープ、食べ物は冬場や雨、また夜間など冷え込みの厳しい中、暖をとるためにも大変貴重です。簡易型コンロや加熱剤などは、赤ちゃんや小さい子供さんのいる場合は特に備えておきましょう。
【避難時に体を温める食料】
非常時に贅沢は言っていられない。確かにそうですが、冷たい非常食ばかりでは気持ちまで萎えてしまいます。逆に、温かな味噌汁や非常時の炊き出しが、避難生活を送られる多くの方々を元気づけたという話は多く聞きます。
雨や雪といった天候での冷えや寒さ、また、寝具も整わない不便な生活の中で温かな飲み物、食べ物はどんなに有難いかしれません。
非常持ち出し用には、温かな食事をとれる用具も入れておかれると大変便利です。
【加熱用具を準備する】
電気や火を使わずに食べ物、飲み物の加熱が出来る用具を揃えておくと便利です。
非常時用のヒーターは発熱剤を加熱袋の底に入れ、水を注ぐだけで温度が上昇していく仕組みになっており、数分のうちに、およそ100度にまで達し10分以上、一定の温度を持続します。
お湯を沸かす、味噌汁や即席麺を作る、またミルクを作る場合にも便利ですし、赤ちゃんや小さい子供さんのいらっしゃる家庭では極力備えておくよう心掛けましょう。
【防災用具、備蓄品の管理】
防災用具は備えてあるものの、何が入っているのか覚えていない、電池や懐中電灯などであれば使えるのかわからないといった具合に買いそろえるだけで安心していてはいざという時にどれも使えないと言ったことになってしまいます。
水や保存食であれば、腹痛や伝染病の危険性も出てきます。防災用具、水、保存食は最低でも年に一度、定期的なチェックを行い非常時に使えない、役に立たないといった事の無いようにしましょう。